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菅原院長の漢方コラム

リンドウの花を見て思う

この間ホームセンターの鉢植えを売っているコーナーで、リンドウの花がたくさん置いてあるのを見かけた。寒い時期になると花が少なくなるのでそんな寒風の中で咲くリンドウは目を温かくしてくれる貴重な花だとこの時期になると毎年思う事でした。

寒くなると膀胱炎の患者が増えてくる。今年は特に多い。発熱や悪寒、関節痛を訴えることもあるのでカゼでは無いかと思い来院してくるのであるが、実は膀胱炎であることが今年は例年よりも多く観られる。
漢方薬には膀胱炎の薬が何種類かありますが、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)を出すケースが今年は特に多い。

竜胆瀉肝湯の竜胆とはまさにこのリンドウの事で、竜胆と書いてリンドウと読むのである。リンドウの根は泌尿器系の不具合に用いられる生薬である。

寒さを告げるリンドウの花はまた時期を同じくして罹る膀胱炎の治療薬になるのだから自然とは美味く出来ているなと感心する今日この頃でした。

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(2014年11月25日 火曜日)

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